友達の家へ 第1章 ドルドーニュ川のほとりへ

Bonjour!


こんにちは、KANAです。


先週末にクラスメートのPくんの家に遊びに行ってきました。

しかも一泊二日のお泊りです。


ことの発端

私は家から45分かけて通学しておりますが、

授業中の些細な会話の中から

なんとそのPくんは2時間以上かけて通学していることが判明!

彼の趣味はガーデニングだということで、

彼の自慢のお庭も拝見~なんて

軽い気持ちで

「行ってもいい??」

と声をかけてしまいました。

彼は奥さん(別のクラス)と毎日学校に来ていますが、

どちらかというと奥様と意気投合した次第であります。


日本人の友達Sさん(奥様と同クラスの女性)とともにいざお宅拝見!


8時05分サンジャン駅発TER

9時10分サントフォイグラン駅(Sainte foy grande)着

料金は片道14.40€

方面的にはボルドーから真っすぐ東で、

ドルドーニュ川沿いに走っていく感じでしょうか。



当日

朝、とりあえず大寝坊いたしました。

飛び起きて、急いで準備し

駅行きのトラムのホームに向かったら、ちょうど目の前をトラムが出発

あ~~~っと

嘆いている暇もなく

次7分後!?

待っている余裕もなく

ダッシュで駅に向かいました。

「マックの前で待ってまーす」というSさんの

メッセージを8時40分ほどで受け取り

駅に着いたのが電車出発の5分前


8時ジャスト!!

駅に到着!!

プルルルルプルルルrrr

そこに着信音が


KANA「はいっ!!! い、今マック前着きましたっ!!!」

電話主「とにかく14番ホームに向かって!電車乗って!!」

KANA「は、はいっ、わかりました!!」

(やっぱり!先にホームへ行ってくれてたんだ!)


いっちばん遠い14番ホームまでダッシュで行くと、

すでにそれらしき電車が出発を待っていた。

乗り込まなきゃ!Sさん探そう!

とりあえず近くの入り口から乗り込み

まっすぐ車内を横断していく。


Sさん、Sさん。。と探していると

後ろから声をかけられる

振り返ると

なぜか複雑な表情のSさんがいた。

(私は、間に合って合流できた安堵感でいっぱいで

この時は、この表情の意味がわかりませんでした。)


Sさん「KANAさんが先に乗り込んだの、見えて。

慌てて飛び乗ったの。

良かったー、とりあえず座りましょう。」

(あれ?乗ってって言ったのSさんなのに)


私達は空いた席へと。

腰を落ち着ける前に、電車はすでに東へ向かい動き出していた。


Sさんに、とにかく遅れたことを謝り

大丈夫、大丈夫

と言ってくださるので

なんて優しいんだ

くらいにしか思いませんでしたが

彼女は内心、なんだこの子はと思っていたことでしょう。


ほぼ初対面な2人の電車の旅が始まりました。


1時間の車内では、それぞれ自己紹介から始まり

どういう経緯でフランスにいるのかなどの話で

大変盛り上がりました。

とっても気さくで寛大な方で

私の大遅刻も

大目に見てくれた、と思います。


Sさん「Pくんに、無事乗れたよーって連絡して?」

KANA「ごめんなさい!私番号知らなくって。」

Sさん「? まぁ私も電話持ってないからねー、仕方ないね。」

KANA「多分、私達を信じて、駅で待っていてくれますよ。」


道中、車窓を見ていると

先日行ったサンテミリオンを通過しました。

サンテミリオンより遠いんだねーなんて言いながら


そんなこんなしているうちに目的地

サントフォイグラン到着


あっという間だったねー

なんて話ながら降りていると

プルルルルプルルルルrrr

私の携帯に、着信が

誰かと思ったら、Pくんの奥様

電話主「ごめんねー、もうちょっとで着くから駅で待ってて」

KANA「あっ、はい・・・」

プツッ


あれ・・・?

なんで彼女、

私の電話番号を知っているんだろう


んー?


Sさん「〇〇ちゃん(Pくんの奥様)からー?」

KANA「・・・はい。・・・ちょっと待っててって・・・・。」

・・

(回想中)

・・・

朝8時ちょうど、駅前で

Sさんから電車に向かうように電話があった

・・・・・・

朝の待ち合わせに関して

まったくSさんと会話が噛み合わない

・・・・・・・・・?

Sさんは電話を持っていない

私に電話ができない

・・・・・・・・・・・・・・!

昨日Pくんに電話番号教えていた、ことを思い出した。

・・・・・

・・・・・・・


ん!!!???


その時!私の中でパズルのピースが繋がった!


ー 私がSさんだと思い込んでいた、朝の電話主はPくんの奥様


私には電話で、

電話を持っていないSさんには

Facebookメッセンジャーから

「とりあえず電車に乗って!!」

と2人にそれぞれ指示していた、わけです。


この電話なかったら、合流できず

完全に、電車に乗れていなかったので

チケット買い直すところでした。


Sさんとの会話が嚙み合わないわけだ。

Sさん電話持ってないんだもん。

電話できるわけないじゃん。

そりゃ、先に電車乗っちゃってる私が不思議だわ。

じゃ、私車内でPくんに連絡できたじゃん。

なんてことが頭の中で繰り広げられていた。


電車も行ってしまったホームで

キョトンとしているSさんに振り返り

私はカクカクシカジカとSさんに説明

Sさん「・・・あ!それで!訳のわからないことを言っていたのね。」

KANA「大変、申し訳ございません。。。」

Sさんも合点がいったようで、やっと一安心の模様。

2人で爆笑でした。


ちょっと長くなりすぎたので、今日はここまで


次回 【 第2章 富士山麓 】

つづく


KANA

KANAFRANCE

学生ビザを取得し、 フランス ボルドーへ Montaigne Montesquieuにて フランス語を学んでいます。 日本ではソムリエとして、 レストランで勤務 料理とワインと 食べることが大好きです。

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